電話のハイライト
「晴れてんじゃん」
「ほんとだよ」
「晴れてるって教えてくれれば早く起きたのに。14じに起きた」
「うちも。最近感覚おかしい。こないだ16じに起きたときはさすがにびびった」
「16じはやばいね。何時に寝たの」
「いや、ふつうに3じとか」
「そうか」
「なんか、わたし今日11じに起きちゃってさあ〜みたいなの聞いても、もうなんとも感じないよね」
「11じならなんでもできるだろ」
「んね」
「ひまだ〜」
「ひまああああああ」
「今日は皮膚科に行く。皮膚科に行くことで1日を充実させる」
「へえ」
「今日なんかしたの」
「あーセブン行った」
「いいじゃん十分じゃん手帳に書けるよ」
「あははは そしたら毎日の予定それでうまるわ」
・・・・・・・・・
「それ4月病だよ4月病」
「4月病だなーーあ、ABC(料理教室のやつ)どうなったの?ぜったい行ってないでしょ」
「行ってるわけないだろ。金の無駄だよ」
「だよなー金の無駄だなー」
「ほんと金の無駄だった」
「でもなんかさ、そういうのってお金無駄にしてでもいいから行くのめんどいよね」
「そうそう」
「お金無駄だよなあ」
「うち親にさ、たとえばパソコンなくしたりして新しいの買うことになったときとか、それにかかるお金、授業料と思いなさいって言われるんだよね」
「あー、失敗から学べってこと?」
「あーそう。自分の失敗にお金払って学ばせてもらってるって思いなさいってことなんだけどさー、それにしても授業料たけえわ」
「たけえなあ(笑)」
・・・・・・・・・
「お笑い芸人なればいいじゃん」
「やだよ(笑)」
「えなんでいいじゃん 第二のオアシズなろう」
「えー、おぎやはぎてきな感じがいいな」
「あーおぎやはぎいいね。さまぁ〜ずとかね。でもさーやっぱ女じゃ無理だよ、おぎやはぎは」
「無理かー」
「男はいいよねえ、阿部サダヲとかさー」
「ねーー伊藤とか」
「伊藤って誰?伊藤淳史か」
「うん。あーー演技派女優なりてええ」
「演技派女優って言ってもみんなきれいだからな」
「演技派って便利な言葉だね。なりてええ」
「えーずるい、わたしもなりたくなってきた」
「安藤サクラめざす〜気付いたら賞とってるてきな」
「じゃあわたし満島ひかりー、すっぴんでさっぱりふー!みたいなのやる」
「あははは」
「そんでaスタジオ出る」
「やっぱあれだな、人生最大のあれはaスタジオだな」
「○○がaスタジオ出たら、インタビューきてよ」
「それうちに頼むんじゃないよ(笑)」
「あっそうか、いきなり来てて、えっ!!!??なんで?!うっそ!??もうやだあ〜〜」
「えーーっ!!??なんでーっ!?きのうも一緒にいたのにい??!ってやるんだよ」
「あはははは そうだわ」
・・・・・・・・・
「なんかいいことないかなあ」
「いいことねえ〜……ない!」
「好きな人ほしいい」
「いないの?好きな人」
「いない」
「ふーん」
「しあわせは 歩いてこない だから歩いていくんだなあ」
「うん」
「あーひま」
「ゲームでもすれば」
「そうするわ」
「皮膚科いくわ」
「じゃねー」
「ばいばい」