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カルピスの棒

さいきんカルピスが主食なんじゃないかというくらい、カルピスを飲む。原液をみずで割って、濃いめにして飲むのがおいしい。

混ぜる棒も、それ用のかわいいガラスでできたやつをつかっていたのだけど、さいきんになって割ってしまった。先のほうにガラスでできたちいさいりんごがついていて、かわいくて、とても気に入っていた。それに、かき混ぜるたびにガラスのコップとぶつかって、かちかちいい音がなった。その棒はたしか何本かセットで買ったやつで、ほかにもすいかやいちごがあった。でも、かわいい見た目のとおりとても割れやすく、他のはもうずいぶん前に割ってしまっていた。最後まで生きのこったのがりんごで、もうそれも割った。

代わりの棒がもうないので、指で混ぜようとしたりする。だけど、コップの底は人差し指ではとどかないほど深い。とどかないくせにぷりぷり指を動かしているときはいつも、小学生のときの学校にあった深いプールを思いだす。プールの底に足がとどかなくて、必死に顎を突き出しながら、足をぷりぷりしていた小学生のじぶん。

しかたなく、ステンレスのスプーンやフォーク、おはしの片方で混ぜるけど、とくにフォークはガラスのコップと先の部分があたっていやな音がなるので、つかいたくない。おはしは、木の味がカルピスにしみそうでだめ。だからもう混ぜるのをやめた。

飲むときに、まずさいしょに上澄みの、うすいカルピスみずをすこし口に含んで、それを飲み込まないでいったんコップの中に勢いよくもどす。つまり、そのうすいカルピスみずの勢いで混ぜようとしている。きたないけど自分しかしらないことだし、飲むのはじぶんだからだいじょうぶとおもってる。でも、カルピスはそんなんじゃぜんぜん混ざらないもので、だからさいきんはいつもコップの底がべとべとで、洗うときちゃんとみずにつけておかないと落ちなくなった。それに、原液の減りがはやくなってしまった。

カルピスの混ぜる棒を買いに行かなきゃ。