仮免許

2016年夏の下書き



きのう、やっと仮免許がとれた。まだ仮免だけどだいぶんうれしい。みきわめに2回落ちて、もう運転免許なんていらないとおもったところからよく持ち直したとおもう。1回目みきわめ不良つけられたときは教官がうるさいおじいちゃんで、ドアを閉めるときにバタン!としただけで「もっと丁寧に」と言われるし、チェンジレバーをガチャガチャっとしただけで「そういうところも乱暴なんだよな」みたいなことを言われて、むかついてしまった。自分なりに計画を立てていて、検定を受けるつもりでバイトも休みをとっていたから、不良をつけられて検定が受けられなくて計画が狂ったし、追加の技能講習だからお金かかるし、いちいちちくちくと否定されて、もういろいろ嫌になった。帰りの送迎バスが一人だったから、そこでちょっと泣いた。

2回目のみきわめは落ちたけどすごいやさしい教官で、教習がおわって、また不良をつけられて完全にテンションが落ちているわたしに「◯◯さんはどうして免許をとろうと思ったんですか?」とか話しかけてくれて、ドラマかよと思ってなんか笑ってしまった。そんな気を遣わせてしまったことを申し訳なく感じて、親にとれって言われたからというんじゃなくて「ともだちと旅行に行きたくって……」とわたしも台詞みたいなことを言った。